放射第15号線は千代田区の九段下交差点から千葉県境に至る都市計画道路です。 都心側は靖国通りで往復6車線で整備されています。 郊外側は京葉道路で4〜8車線の現道があり拡幅事業が行われている区間もあります。
〔目次〕

放射第15号線(靖国通り 東神田交差点)
写真出典〕当サイト撮影(R3.12)
放射第15号線の概要
現道 | 主要地点 |
---|---|
放射第15号線 起点(千代田区九段北一丁目) | 九段下交差点 |
靖国通り | 神保町交差点 小川町交差点 淡路町交差点 須田町交差点 岩本町交差点 東神田交差点 浅草橋交差点 |
京葉道路 | 両国橋 緑三丁目交差点 錦糸町駅前交差点 亀戸七丁目交差点 小松川橋 東小松川交差点 京葉陸橋 高速7号小松川線合流点 |
放射第15号線 終点(江戸川区篠崎町二丁目) | 江戸川大橋、東京都千葉県境 |
放射第15号線は、千代田区の環状第1号線(内堀通り、都道401号線)の九段下交差点から、江戸川区の千葉県境の江戸川大橋に至る延長15.3km都市計画道路です 1) 。
放射第15号線の都心側は靖国通り(都道302号線、国道14号)で、計画幅員33〜40mで往復6車線で整備されています。
郊外側は京葉道路(国道14号)で、4〜8車線の現道があり拡幅事業が行われている区間もあります。
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
放射第15号線の整備の概況
靖国通りの区間
放射第15号線起点、放射第7号線起点、環状第1号線交点 (九段下交差点)
放射第15号線の起点は千代田区の環状第1号線(内堀通り、都道401号線)や放射第7号線(目白通り、都道8号線)と接続する九段下交差点です。
九段下交差点からの放射第15号線は靖国通り(都道302号線)で、小川町交差点までは計画幅員33〜40mで往復6車線で整備されています。
放射第9号線交点 (神保町交差点)
放射第9号線(白山通り、都道301号線)が神保町交差点で交差します。
放射第10号線交点 (小川町交差点)
放射第10号線(本郷通り、都道403号線)が小川町交差点で交差します。
小川町交差点から両国橋の手前までは代表計画幅員36mで往復6車線で整備されています。
補助第94号線交点 (淡路町交差点)
補助第94号線(外堀通り、都道405号線)が淡路町交差点で交差します。
放射第28号線交点 (須田町交差点)
放射第28号線(中央通り、国道17号)が須田町交差点で交差します。
放射第12号線交点 (岩本町交差点)
放射第12号線(昭和通り、国道4号)が岩本町交差点で交差します。
補助第99号線交点、放射第30号線交点 (浅草橋交差点)
補助第99号線(江戸通り、国道6号)や放射第30号線(中央区道、清杉通り)が浅草橋交差点で交差します。
浅草橋交差点から放射第15号線は国道14号(国土交通大臣管理)になります。
京葉道路の区間
両国橋
放射第15号線は隅田川を渡る両国橋から京葉道路(国道14号、国土交通大臣管理)になります。
両国橋の都市計画幅員は狭くなっていて現道は往復5車線です。 両国橋の先から緑三丁目交差点の先の江東橋までは、代表計画幅員35mですが現道は幅員27m程度の往復4車線で、改築事業(国道14号 両国拡幅)が行われています。
国道14号(両国拡幅)改築事業
両国橋から大横川の江東橋までの延長1.9kmで、往復4車線の区間を前後の区間にあわせて往復6車線に拡幅する両国拡幅が行われています。 事業は4つの区間に分けて進められていて、両国橋以外の区間では、幅員27m、往復4車線、歩道幅員4.5m程度の現道が、幅員35m、往復6車線、自転車レーン幅員2m、歩道幅員5mに拡幅されます 1) 2) 3) 。
1) 一般国道14号 両国拡幅事業(東京国道事務所)
2) 両国拡幅事業(東京国道事務所 パンフレット)
3) 一般国道14号両国拡幅(令和4年9月14日、関東地方整備局事業評価監視委員会)
国道14号(両国拡幅)両国2丁目交差点区間 改築事業

両国橋の東詰(Google Map)から両国二丁目交差点(墨田区道、国技館通り、都計道外交点、Google Map)を経て両国三丁目交差点(Google Map)までの延長0.5kmは、両国拡幅の両国2丁目交差点区間として現道幅員27m程度から計画幅員35mへの拡幅が行われています。
両国2丁目交差点区間は平成30年(2018)5月に街路事業の事業承認を得て、令和2年度(2020)から用地取得が進められています 1) 2) 3) 。

両国橋からみた両国2丁目交差点区間
2つめの信号が両国二丁目交差点
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)

事業(両国2丁目交差点区間)用地取得状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)
国道14号(両国拡幅)緑1丁目交差点区間 改築事業
両国三丁目交差点(Google Map)から緑一丁目交差点(清澄通り、都道463号線、補助第110号線交点)を経て緑二丁目交差点(Google Map)までの延長0.6kmは、両国拡幅の緑1丁目交差点区間として現道幅員27m程度から計画幅員35mへの拡幅が行われています。
両国2丁目交差点区間は道路法による事業で、平成24年度(2012)から用地取得に着手し、緑一丁目交差点の左折レーンが令和2年(2020)5月に完成しています 1) 2) 3) 。

事業(緑1丁目交差点区間)用地取得状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)
環状第3号線交点 (緑三丁目交差点)
環状第3号線(三ツ目通り、都道319号線)が緑三丁目交差点で交差します。
緑三丁目交差点の先の大横川の江東橋から亀戸七丁目交差点までは代表計画幅員40mで、往復6〜8車線で整備されています。
国道14号(両国拡幅)緑3丁目交差点区間 改築事業

緑二丁目交差点(Google Map)から緑三丁目交差点(三ツ目通り、都道309号線、環状第3号線交点)を経て大横川の江東橋の手前(Google Map)までの延長0.6kmは、両国拡幅の緑3丁目交差点区間として現道幅員27m程度から計画幅員35mへの拡幅が行われています。
緑3丁目交差点区間は平成30年(2018)5月に街路事業の事業承認を得て、令和元年度(2019)から用地取得が進められています 1) 2) 3) 。

事業(緑3丁目交差点区間)用地取得状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)
放射第32号線交点 (錦糸町駅前交差点)
放射第32号線(四ツ目通り、都道465号線)が錦糸町駅前交差点で交差します。
環状第4号線交点 (亀戸七丁目交差点)
環状第4号線(丸八通り、都道476号線)が亀戸七丁目交差点で交差します。
亀戸七丁目交差点から小松川橋の手前までは計画幅員30〜50mで往復5〜6車線で整備されています。 この区間の郊外側は改築事業(国道14号 亀戸・小松川立体 亀戸地区)で整備されました。
国道14号(亀戸・小松川立体)改築事業
江東区亀戸九丁目(Google Map)から江戸川区大杉一丁目(Google Map)までの延長2.5kmで、往復4車線の現道を往復6車線に拡幅する亀戸・小松川立体が行われています。 荒川を渡る小松川橋は都市計画のとおりできていて、小松川橋の都心側は亀戸地区、郊外側は小松川地区に分かれています。
国道14号(亀戸・小松川立体)亀戸地区 改築事業

出典〕東京国道事務所HP
亀戸九丁目歩道橋付近(Google Map)から小松川橋の手前(Google Map)までの延長1.3kmは、亀戸・小松川拡幅の亀戸地区として現道幅員25mの往復4車線から計画幅員33mまたは50mの往復6車線への拡幅が行われました。
この区間のうち、亀戸九丁目交差点(Google Map)から小松川橋の手前までは、亀戸・大島・小松川地区市街地再開発事業で概ね幅員50mに拡幅されました。 この再開発事業は施行面積約98.6haで昭和54年度(1979)から令和3年度(2021)に施行されました 1) 。
亀戸地区は昭和62年度(1987)に用地買収に着手し、平成19年度に東側が、平成23年(2010)に西側が6車線化され、平成24年度(2012)に歩道整備を終えています。
なお、亀戸九丁目交差点(都道477号線、補助第144号線交点、Google Map)を立体化する亀戸立体は未着手です 2) 3) 。
1) 亀戸・大島・小松川地区(東京都第二市街地整備事務所)
2) 一般国道14号 亀戸・小松川地区道路整備事業(東京国道事務所)
3) 一般国道14号亀戸小松川立体(平成27年12月21日、関東地方整備局事業評価監視委員会)

事業(亀戸地区)整備状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)
小松川橋
京葉道路は荒川と中川を小松川橋で渡ります。
小松川橋は計画幅員37mで往復6車線で整備されています。 小松川橋の先から京葉陸橋までは、都心側は計画幅員33mですが現道は幅員25m程度の往復4〜5車線で改築事業(国道14号 亀戸・小松川立体 小松川地区)が行われています。 郊外側は計画幅員25mで往復4車線で整備されています。
国道14号(亀戸・小松川立体)小松川地区 改築事業

事業(小松川地区)用地取得状況
写真出典〕当サイト撮影(R7.8)
小松川橋の先(Google Map)から東小松川交差点を経て江戸川区大杉1丁目(Google Map)までの延長1.2kmは亀戸・小松川立体の小松川地区で、現道幅員25mの往復4車線から計画幅員33mの往復6車線への拡幅が行われています。 小松川地区は平成14年度(2002)に用地買収に着手しています。
東小松川交差点と中央二丁目交差点(江戸川区道、同潤会通り、補助第284号線交点)とを連続して立体化する小松川立体は未着手です 1) 2) 。
1) 国道14号(亀戸小松川立体)(首都国道事務所)
2) 一般国道14号亀戸小松川立体(平成27年12月21日、関東地方整備局事業評価監視委員会)
補助第140号線交点 (東小松川交差点)
補助第140号線(千葉街道、国道14号、船堀街道、都道308号線)が東小松川交差点で交差します。
環状第7号線交点 (京葉陸橋)
環状第7号線(環七通り、都道318号線)が京葉陸橋で放射第15号線の上を越えます。
京葉陸橋から高速7号小松川線合流点までは代表計画幅員25mで往復4車線で整備されています。
高速7号小松川線合流点の交差点 (補助第143号線交点付近)
補助第143号線(柴又街道、都道501号線)との交差点付近で、これまで京葉道路の南側を走ってきた高速道路7号線(高速7号小松川線)が京葉道路の上を通るようになります。
高速7号小松川線合流点から江戸川大橋の手前までは計画幅員40〜52mで往復6車線で整備されています。
放射第15号線終点 (江戸川大橋、東京都千葉県境)
篠崎インターチェンジで一般道の京葉道路は有料道路の京葉道路に入ります。
放射第15号線の終点は東京都江戸川区と千葉県市川市との境の江戸川を有料道路部が渡る江戸川大橋で、市川市側は都市計画道路ではありません。
江戸川大橋は有料道路のみで計画幅員が32.4mで往復6〜8車線で整備されています。