ケーブルカーの御岳山駅から武蔵御嶽神社の間は、多くの観光客で賑わう一般車が通行止めの軽自動車幅の道路です。
御岳宿坊街から日の出山を経てつるつる温泉バス停までの間は、歩いて2時間強の整備されたハイキングコースになっています。
〔目次〕
ケーブルカー御岳山駅付近の都道
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
御岳山駅〜日の出の都道の概要
主な交差道路 | 交差点名等 | |
---|---|---|
都道201号線枝線起点 | 御岳山駅前 | |
一般車通行禁止の 舗装道(20分) |
||
都道201号線 本線合流 |
||
都道184号線合流 | ||
都道201号線 枝線分岐 |
神代のケヤキ | |
徒歩道(重用区間)(30分) | ||
都道201号線分岐 | 日の出山西側の鳥居 | |
徒歩道(15分) | ||
ハイキング道分岐 | 日の出山東側のクロモ岩 | |
徒歩道(登り15分、下り10分) | ||
平井川源流の碑 | ||
一般車通行禁止の舗装道(登り40分、下り35分) | ||
日の出町側車道終端 | 新旧ハイキング道分岐 | |
舗装道(登り15分、下り12分)0.9km | ||
町道三ツ沢1号線交点 | 日の出山登山口バス停付近 |
主な交差道路 | 交差点名等 | |
---|---|---|
奥多摩あきる野線分岐 | 日の出山西側の鳥居 | |
徒歩道(登り1時間、下り40分) | ||
あきる野市側車道終端 | 林道接続 | |
非舗装道 0.5km、舗装道 1km | ||
上養沢バス停 |
ケーブルカーの御岳山駅から武蔵御嶽神社の間は、武蔵御嶽神社の参道を兼ねた一般車が通行止めの軽自動車幅の舗装道で、観光客が多い道です。
御岳宿坊街から日の出山を経て西東京バスのつるつる温泉バス停までの間は、歩いて2時間強の徒歩道の都道で、ハイキングコースとして整備されています。
日の出山からあきる野市上養沢へ下りる道は登山道です。
つるつる温泉に下りる道も、あきる野市上養沢へ下りる道も、御岳山にケーブルカーが整備される前は、御岳山への参道として多くの人に利用される道でした。
御岳山駅までのアプローチ
JR青梅線御嶽駅からバスとケーブルカーを乗り継ぐと、御岳登山鉄道の御岳山駅に至ります。 バスは1時間に1〜2本、ケーブルカーは1時間に2〜4本運行されています。 この区間については、都道201号線(十里木御嶽停車場線)を参照してください。
ケーブルカーの御岳山駅前の道は、都道201号線の枝線です。 御岳駅前に広場があり、景色を眺められます。
ケーブルカー御岳山駅駅前
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
御岳山駅前広場からの眺望
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
御岳山駅〜武蔵御嶽神社
ケーブルカーの御岳山駅から武蔵御嶽神社の間(赤色)は、観光客が多い一般車通行止の舗装された都道です。
御岳山駅前の道は、都道201号線の枝線で、武蔵御嶽神社に向かう途中で、ケーブルカーと併行して御岳山を上がってきた都道201号線の本線(青色)と合流します。 この道の現況詳細は、『御岳山ケーブルカー併行区間 現況詳細』に記載しています。
御岳宿坊街の中で奥多摩町から来る徒歩道の都道184号線(奥多摩あきる野線、茶色)が接続します。この道の現況詳細は、『御岳山〜奥多摩 点線都道現況詳細』に記載しています。 ここから日の出山(ひのでさん)まで(赤色〜水色)は、2つの都道の重用区間となり、武蔵御嶽神社には、都道201号線の枝線が向かいます。
御岳山駅〜神代のケヤキ
御岳山駅から武蔵御嶽神社に向かう途中の神代のケヤキまでは、徒歩20分程度の道です。
ケーブルカーで御岳山に来て武蔵御嶽神社に向かう人が多いため、観光客の通行が多く、アーチや鳥居、都道の管理標が貼られた街灯などが設置されています。
ケーブルカー御岳山駅付近のアーチ
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
ケーブルカー御岳山駅付近の鳥居
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
滝本駅からの都道201号線の本線との合流部
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
御岳山駅と武蔵御嶽神社を結ぶ都道201号線(手前)
に接続する都道184号線
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
御岳宿坊街の中の都道は軽自動車幅で舗装された道路で、直角の屈曲などがあるため、軽自動車でないと通行が難しい道です。 急な坂には軽自動車の通行幅を残して階段が設けられていたり、手摺りが設けられています。 御岳宿坊街では軽自動車とオートバイしか見かけませんでした。 また、屋根に黄色の回転灯をつけている軽自動車が多くいました。
直角の屈曲部
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
手摺が設けられた坂道
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
神代のケヤキ付近の分岐
日の出山に向かう重用区案(左)から分岐する
武蔵御嶽神社に向かう都道201号線(右)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
武蔵御嶽神社に向かう参道の途中に、樹高30mの神代のケヤキという大木があります。 神代のケヤキの直前で、武蔵御嶽神社に向かう都道201号線の枝線が分岐しています。
武蔵御嶽神社に向かうの道の現況詳細を次項に、日の出山に向かう道の現況詳細をその後に記載します。
神代のケヤキ〜武蔵御嶽神社
門前の商店街に登る急坂
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
神代のケヤキから武蔵御嶽神社の階段の下までの道は、徒歩5分程度の舗装道です。
神社の門前は、多くの土産物店や飲食店が並ぶ商店街になっています。 武蔵御嶽神社に上がる階段の下までが都道です。 階段の途中から七代(ななよ)の滝やロックガーデンなどに向かう道が分岐しているため、ほとんどの観光客が神社の階段を登っていきます。
神社門前の商店街
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
武蔵御嶽神社に登る階段
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
御岳宿坊街〜日の出町つるつる温泉
御岳宿坊街の中で武蔵御嶽神社に向かう都道(赤色)と別れた重用区間(水色)は、日の出山に向かいます。
日の出山の西側の鳥居で重用区間は終わり、都道184号線(奥多摩あきる野線、緑色〜黄緑色)は東に日の出山を下って日の出町のつるつる温泉付近に出ます。
この道は整備された2時間程度のハイキング道です。 御岳山から日の出山の間は、公園の長距離自然歩道である関東ふれあいの道として、日の出山からつるつる温泉に下りる道は、武蔵野の路として整備されています。
南にあきる野市養沢へ下る都道201号線(黄色)については、次項に記載します。
御岳宿坊街〜日の出町つるつる温泉(水色〜緑色〜黄緑色)
図表出典〕日の出町HPを当サイト加工
https://www.town.hinode.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000000/425/H_hiking_03.pdf
神代のケヤキ〜日の出山の鳥居
舗装区間の終端(左側は国民宿舎の入口)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
神代のケヤキから日の出山の西側の鳥居までは、徒歩30分程度のなだらかなハイキングコースです。
観光客のほとんどは武蔵御嶽神社に向かうため、都道の重用区間の歩行者は一気に減ります。
神代のケヤキから御岳の宿坊街の外れの国民宿舎の前までは、軽自動車幅で舗装された道路で、道路として管理されているようです。
国民宿舎の前からは、土の路面のハイキングコースになり、長距離自然歩道の関東ふれあいの道として整備されています。 平坦で歩きやすいため多くのパンフレットに紹介されています。
重用区間の概況
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
重用区間の概況
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山の西側の鳥居の分岐
日の出山周辺の徒歩道の分岐点
図表出典〕日の出町HPを当サイト加工
https://www.town.hinode.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000000/425/H_hiking_03.pdf
日の出山の西側の鳥居のある地点で、日の出山に登る階段(緑点線)、都道184号線(緑実線)、都道201号線(黄色)が分岐します。
ハイキングコースのメインルートは、日の出山に登る階段になります。
都道184号線は、日の出山の山頂の巻き道となる道です。 クロモ岩の手前までは神代のケヤキからの道と同じような、関東ふれあいの道として整備されている概ね平坦な徒歩道です。 次項以降に現況を記載します。
都道201号線は、あきる野市上養沢に下る登山道で、都道184号線の記載の後に現況を記載します。
都道184号と都道201号との分岐点の鳥居
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山に登る階段(右)と都道184号線(左)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山の東側のクロモ岩の分岐
クロモ岩の手前で、日の出山頂付近にあり予約をすると素泊まりができる東雲(しののめ)山荘に管理用車両が登る道と接続しています。 ここからは管理用車両が通る非舗装道になります。
東雲山荘に登る道の接続点
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山頂付近の東雲山荘
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
クロモ岩付近の指導標
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
クロモ岩付近で4本の道が接続しています。
日の出山頂に登る道は階段になっていて、20分で山頂まで登れます。
あきる野市上養沢に降りる道は、関東ふれあいの道として整備されています。
日の出町に降りる道は2本あって、1本はハイキングコース、都道はハイキングコース(新道)と表示されています。
ハイキングコースは杉木立をゆく、時折視界が開け景色の良いコースで、このコースが多く使われています。
クロモ岩付近の分岐点
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山頂に上る階段
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
あきる野市養沢へ下る関東ふれあいの道
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出ハイキングコース
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
クロモ岩の分岐〜日の出町つるつる温泉付近
ハイキングコース(新道)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山から日の出町のつるつる温泉方面に下りる都道は、登り70分下り1時間程度で標高差430mを下る道です。
パンスレットなどでは、ハイキングコースが勧められていて、ハイキングコース(新道)は日の出町側から日の出山を往復する際に、帰りのルートとして勧められている程度のため、都道を歩く人は多くはありません。
クロモ岩から10分程度の平井川源流の碑の前から舗装道となります。
非舗装部の概況
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
平井川源流の碑と舗装終点
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
一般車通行止め地点
(左の階段がハイキングコースで左折すると林道)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
平井川源流の碑から35分程度で、ハイキングコースと、ハイキングコース(新道)が合流します。 この合流点には、林道不動沢線(ふどうさわせん)も接続しています。 ここに、「この先路面悪化のため一般車両通行止」の表示とバリケードが置かれています。
一般車通行止めの地点から町道三ツ沢1号線との交差点までは、歩いて15分ぐらいです。 この区間は、一般車も通れる1車線道路ですが、沿道には人家なども少なく、自動車交通はほとんどありません。
クロモ岩からこの道までの間は、武蔵野の路の指導標が建っていて、橋にはオブジェが設置されています。
橋のオブジェ
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
一般車も通れる舗装道
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出町つるつる温泉側のアプローチ
町道三ツ沢1号線との交差点から都道184号線は2車線道路になります。
交差点から都道を少し進むと日の出山登山口バス停があります。 交差点から町道三ツ沢1号線を歩いて5分ぐらいのところに町営のつるつる温泉があり、こことJR五日市線武蔵五日市駅を結ぶ路線バスが、1時間に1〜2本運行されています。
道なりに進むと町道三ツ沢1号線
日の出山に向かう都道は左の狭い道
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山登山口バス停
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
日の出山〜あきる野市側車道終端
日の出山〜あきる野市側車道終端(黄色〜橙色)
図表出典〕日の出町HPを当サイト加工
https://www.town.hinode.tokyo.jp/cmsfiles/contents/0000000/425/H_hiking_03.pdf
日の出山の西側の鳥居で都道184号線(奥多摩あきる野線)と都道201号線(十里木御嶽停車場線)の重用区間が終わり、都道201号線は、あきる野市上養沢(かみようざわ)へ降りる山道(黄色)になります。
この区間は登山の準備をして自己責任で通るルートです。
日の出山からあきる野市上養沢に降りるハイキングコースとしては、都道とは別に、クロモ岩から柿平橋に降りるルート(緑点線)があり、そのルートが「関東ふれあいの道」として整備されているため、都道の利用者は多くはありません。
日の出山の西側の鳥居〜あきる野市側車道終端
鳥居側から見た都道201号線
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
鳥居からあきる野市側の車道終端までは、登り1時間、下り45分程度で300mの標高差を下る山道です。
都道は御岳から日の出山のルートほどの整備はされていませんが、平成25年度に地元自治会が「古道大野道整備事業」として階段や土留、沢を渡る橋などを整備しています。
都道201号線から見た重用区間の鳥居
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
道路の概況
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
階段
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
沢を渡る橋
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
あきる野市側のアプローチ
未舗装区間
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
都道201号線が山道から1車線の未舗装道になる地点では、行き止まり林道の林道御岳線(みたけせん)と林道鍾乳洞沢線(しょうにゅうどうざわせん)とも接続しています。
ここから、1.5kmほど歩くと上養沢(かみようざわ)バス停に至ります。
車道から山道に入る箇所について
林道御岳線(左)と林道鍾乳洞沢線(右)の起点
(矢印が徒歩道の入り口)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
林道鍾乳洞沢線の分岐点
(矢印が徒歩道の入り口)
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
あきる野市側から進むと、林道御岳線と林道鍾乳洞沢線の起点が現地に表示されています。 林道御岳線をわずかに進んだ右側に、「御岳山 日の出山」という指導標があり、その小道に入ると日の出山側と同様に階段や土留が整備されています。
この小道を少し進むと、林道鍾乳洞沢線の分岐点に出ます。 この分岐の左側が行き止まりとなっていて、そこに日の出山に登る道があります。
地図や地物から判断する限りで、都道はこのルートと思われます。
柿平橋
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
車道終端から0.5km進むと柿平橋(かきたいらはし)があります。
柿平橋には異常気象時通行規制区間の終点表示があり、日の出山のクロモ岩から養沢鍾乳洞(閉鎖中)を経て下りてくる関東ふれあいの道と接続しています。
上養沢バス停
写真出典〕当サイト撮影(H30.8)
柿平橋からは舗装道で1kmほど進むと上養沢(かみようざわ)バス停があります。 ここから、JR五日市線武蔵五日市駅との間を結ぶ路線バスが1日9本程度運行されています。