放射第4号線は千代田区の三宅坂交差点から神奈川県境に至る都市計画道路です。 青山通りや玉川通りで概ね往復6〜8車線で整備されていますが、二子橋や新二子橋付近に都市計画幅員に満たない区間があります。
〔目次〕

放射第4号線(青山通りの赤坂御用地前)
写真出典〕当サイト撮影(H31.3)
放射第4号線の概要
現道 | 主要地点 |
---|---|
放射第4号線 起点(千代田区永田町一丁目) | 三宅坂交差点 |
青山通り | 赤坂見附陸橋 青山一丁目交差点 南青山三丁目交差点 表参道交差点 |
渋谷区道(宮益坂、道玄坂) | 宮益坂上交差点 宮益坂下交差点 |
玉川通り | 道玄坂上交差点 大坂橋 三宿交差点 三軒茶屋交差点 上馬交差点 瀬田陸橋 新二子橋と二子橋の分岐 |
放射第4号線 終点(世田谷区玉川三丁目) | 二子橋、東京都神奈川県境 |
放射第4号線支線3 終点 | 新二子橋、東京都神奈川県境 |
放射第4号線は、千代田区の環状第1号線(内堀通り、国道20号)の三宅坂交差点から、世田谷区の神奈川県境の二子橋に至る延長14.0kmで代表幅員40mの都市計画道路です 1) 。
放射第4号線の都心側は青山通り(国道246号)で、赤坂見附陸橋までは高速道路4号線(高速4号新宿線)が上を通ります。
JR渋谷駅の前後で放射第4号線と放射第4号線支線2に分岐し、その先は玉川通り(国道246号)で、世田谷区用賀までは高速道路3号線(高速3号渋谷線)が高架で上を通ります。
二子橋や新二子橋付近に都市計画幅員で整備されていない区間があります。
1) 千代田区 都市計画概要、 港区 都市計画概要
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
放射第4号線の整備の概況
青山通りの区間
放射第4号線起点、環状第1号線交点 (三宅坂交差点)
放射第4号線の起点は千代田区の環状第1号線(内堀通り、国道20号)の三宅坂交差点です。
放射第4号線は三宅坂交差点からは青山通り(国道246号、国土交通大臣管理)で、宮益坂上交差点までは代表計画幅員40mで往復6〜8車線で整備されています。 三宅坂交差点から赤坂見附陸橋までは放射第4号線の上に高速道路4号線(高速4号新宿線)が通ります。
環状第2号線交点 (赤坂見附陸橋)
環状第2号線(外堀通り、都道405号線)の上を赤坂見附陸橋で越えます。
環状第3号線交点 (青山一丁目交差点)
環状第3号線(外苑東通り、都道319号線)が青山一丁目交差点で交差します。
環状第4号線交点 (南青山三丁目交差点)
環状第4号線(外苑西通り、都道418号線)が南青山三丁目交差点で交差します。
放射第23号線起点 (表参道交差点)
放射第23号線(都道413号線、表参道)が表参道交差点で分岐します。
渋谷区道(宮益坂、道玄坂)の区間
放射第4号線支線2分岐点 (宮益坂上交差点)
宮益坂上交差点で放射第4号線(渋谷区道)と放射第4号線支線2(青山通り、国道246号)が分岐します。
放射第4号線支線2は金王坂と呼ばれ、代表計画幅員30m、往復4車線の青山通り(国道246号)として、渋谷駅の南側の渋谷署前交差点で放射第22号線(六本木通り、都道412号線)と合流します。
放射第4号線は代表計画幅員22m、往復2〜4車線の渋谷区道の宮益坂と道玄坂として、渋谷駅の北側を通って、道玄坂上交差点で放射第22号線(玉川通り、国道246号)に合流します。
環状第5の1号線交点 (宮益坂下交差点)
環状第5の1号線(明治通り、都道305号線)と宮益坂下交差点で交差します。
玉川通りの区間
放射第22号線終点 (道玄坂上交差点)
放射第22号線(玉川通り、国道246号)が道玄坂上交差点で合流します。
道玄坂上交差点から放射第4号線は玉川通り(国道246号、国土交通大臣管理)となります。 道玄坂上交差点付近では代表計画幅員が50mでアンダーパスや高速3号渋谷線の渋谷入口などが設けられています。 その先は大坂橋付近まで代表計画幅員が40mで往復8車線で整備されています。 世田谷区用賀まで高速道路3号線(高速3号渋谷線)が高架で中を通ります。
環状第6号線交点 (大坂橋)
環状第6号線(山手通り、都道317号線)の上を大坂橋で越えます。 大坂橋付近に放射第4号線と環状第6号線を結ぶ環状第6号線支線1から支線3の3本の連絡路が設けられていて、放射第4号線と環状第6号線支線1との交点が大橋交差点です。
大坂橋付近から三軒茶屋交差点までは代表計画幅員40mで往復6車線で整備されています。
補助第26号線交点 (三宿交差点)
補助第26号線(都道420号線)が三宿交差点で交差します。
補助第51号線起点 (三軒茶屋交差点)
補助第51号線(世田谷通り、都道3号線)が三軒茶屋交差点で分岐します。
三軒茶屋交差点から二子橋と新二子橋との分岐までは代表計画幅員30mで概ね往復6車線で整備されています。
環状第7号線交点 (上馬交差点)
環状第7号線(環七通り、都道318号線)が上馬交差点がある旭陸橋の下をアンダーパスでくぐります。
環状第8号線交点 (瀬田陸橋)
環状第8号線(環八通り、国道466号、都道311号線)を瀬田陸橋の下のアンダーパスでくぐります。
放射第4号線支線3分岐点 (新二子橋と二子橋の分岐)
放射第4号線支線3が分岐します。
放射第4号線支線3は国道246号の新道で新二子橋で多摩川を渡ります。
放射第4号線支線3の計画幅員は道路構造により変化し、新二子橋と取り付け部は往復4車線で整備されていますが、新二子橋と地上道路との連絡路などは未整備です。
放射第4号線は二子玉川駅前を通り二子橋に向かう2〜4車線の国道246号の旧道で東京都管理の玉川通り(国道246号)です。
放射第4号線は代表計画幅員30mですが、現道は平面部は往復4車線、二子橋は往復2車線です。
放射第4号線終点 (二子橋、東京都神奈川県境)
放射第4号線の終点は東京都世田谷区と神奈川県川崎市高津区との境の多摩川を渡る二子橋で、川崎市側は都市計画道路ではありません。
参考〕放射第4号線支線3終点 (新二子橋、東京都神奈川県境)
放射第4号線支線3の終点は東京都世田谷区と神奈川県川崎市高津区との境の多摩川を渡る新二子橋で、川崎市側は川崎3・3・11号線(国道246号線、国道246号)として都市計画されています。