南多摩尾根幹線は稲城市の矢野口交差点から町田市の小山の交差点に至る都市計画道路です。 両端は往復4車線で整備されていて、中央の暫定往復2車線の区間では4車線化が進められています。
〔目次〕
暫定往復2車線の南多摩尾根幹線(鶴乃橋)
写真出典〕当サイト撮影(R1.11)
南多摩尾根幹線の整備の概要
| 現道 | 都市計画道路 | 主要地点 |
|---|---|---|
| 鶴川街道 | 矢野口交差点 | |
| 多摩3・1・6号 南多摩尾根幹線 (一部) | 稲城大橋入口交差点 | |
| 南多摩尾根幹線道路 | 稲城福祉センター入口交差点 | |
| 多摩3・1・6号 南多摩尾根幹線 (一部) | 多摩東公園交差点 多摩卸売市場前交差点 多摩市総合福祉センター前交差点 多摩3・4・27号線等交点 小山の交差点 | |
多摩3・1・6号線(南多摩尾根幹線)の稲城市の多摩3・3・10号線(稲城多摩線、川崎街道、都道9号線)の矢野口交差点から、町田市の町田3・3・36号線(相原鶴間線、町田街道、都道47号線)の小山の交差点までの区間は、鶴川街道と南多摩尾根幹線道路になっています。
鶴川街道の区間は代表計画幅員25mで往復4車線で整備されています。
南多摩尾根幹線道路の区間は、往復4車線で都市計画をされているものの現道は暫定往復2車線の区間が多く、4車線化が進められています。
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
南多摩尾根幹線の整備の概況
路線全体の整備概況
多摩3・1・6号南多摩尾根幹線は、多摩ニュータウンの開発に伴って発生する膨大な交通を処理するため、昭和44年(1969)に都市計画決定された街路で本線4車線と側道が両側に2車線ずつの標準計画幅員43mで計画されていました 1) 2) 。
昭和46年(1971)3月にニュータウンの入居が始まった後、沿道の公団の賃貸住宅の住民を中心に南多摩尾根幹線の建設阻止運動が起こりました。 昭和49年(1974)11月には工事用道路として使われていた南多摩尾根幹線が住民にバリケード封鎖をされ、昭和54年(1979)10月には日本住宅公団が本線4車線は未着手として両側2車線ずつの側道整備に着工した際に座り込みをする住民と衝突しました 1) 3) 。
反対派住民の請願が市議会で不採択となるなど局地的な反対運動でしたが、南多摩尾根幹線は中間部が暫定2車線のまま平成19年(2007)4月に全線が交通開放されました 2) 。
平成27年(2015)2月に暫定2車線の区間で、掘割構造を平面構造に変更して4車線にする整備方針が出され 2) 、4車線化が進められています。
1) 住民運動からの開発への批判(多摩市史、第二編第六章第一節、P.891〜895)
2) 南多摩尾根幹線の整備方針(東京都都市整備局)
3) 建設委員会 第1号 昭和54年12月6日(第90回国会 参議院)
・ 南多摩尾根幹線の歴史・現況・今後について(俺の居場所)
鶴川街道の区間
多摩3・3・10号線交点 (矢野口交差点)
多摩3・1・6号線(南多摩尾根幹線、鶴川街道、都道19号線)と多摩3・3・10号線(稲城多摩線、川崎街道、都道9号線)とが矢野口交差点で交差します。
矢野口交差点より南側の稲城福祉センター入口交差点までの多摩3・1・6号線は鶴川街道(都道19号線)で、代表計画幅員25mで往復4車線で整備されています。
矢野口交差点より北側の多摩3・1・6号線は調布保谷線の整備で紹介しています。
多摩3・3・13号線終点 (稲城大橋入口交差点)
多摩3・3・13号線(押立東長沼線、稲城大橋通り、都道9号線)が稲城大橋入口交差点で接続します。
南多摩尾根幹線道路の区間
多摩3・4・15号線交点 (稲城福祉センター入口交差点)
多摩3・4・15号線(東長沼坂浜線、鶴川街道、都道19号線、未供用)が稲城福祉センター入口交差点で交差します。
稲城福祉センター入口交差点からは南多摩尾根幹線道路(都道19号線)で、多摩市総合福祉センター前交差点までは計画幅員29〜58mですが、現道は概ね往復2車線で一部は別ルートを通っていて、4車線化の事業(多摩3・1・6号線 東側、〃 西側)が進められています。
多摩3・1・6号線(東側)街路事業
稲城福祉センター入口交差点から多摩東公園交差点までの延長4,030mは、多摩3・1・6号線(東側)として計画幅員29〜58mでの4車線化が進められています。 この区間にはJR武蔵野線を越える竪谷戸大橋や稲城多摩トンネル(仮称)があります。
多摩3・1・6号線(東側)は、複数案を作成して評価する計画段階環境影響評価を行った上で令和3年(2021)3月に掘割構造を平面構造にしたりトンネルのルートを変更する都市計画変更が行われました。 令和3年(2021)7月に都市計画事業の認可を得て4車線化が進められています 1) 2) 。
1) 南多摩尾根幹線の概要(東京都南多摩東部建設事務所)
2) 南多摩尾根幹線道路〔多摩都市計画道路3・1・6号〕( 〃 )
多摩3・4・18号線交点 (多摩東公園交差点)
多摩3・4・18号線(ニュータウン街路1号線、都道18号線)と多摩東公園交差点で交差します。
多摩東公園交差点から南多摩尾根幹線は都道18号線(府中町田線)になります。
多摩東公園交差点が4車線化の事業(多摩3・1・6号線 東側、〃 西側)の事業境になっています。
多摩3・1・6号線(西側)街路事業
暫定往復2車線の南多摩尾根幹線
写真出典〕当サイト撮影(R1.11)
多摩東公園交差点から多摩卸売市場前交差点を経て多摩市総合福祉センター前交差点までの延長5.5kmは、多摩3・1・6号線(西側)街路事業として計画幅員43〜58mでの4車線化が進められています。
多摩3・1・6号線(西側)街路事業は、複数案を作成して評価する計画段階環境影響評価を行った上で平成31年(2019)3月に掘割構造を平面構造にするなどの都市計画変更が行われました。 令和2年(2020)2月に街路事業の認可を得て4車線化が進められています 1) 2) 。
1) 南多摩尾根幹線について(東京都都市整備局)
2) 南多摩尾根幹線道路〔多摩都市計画道路3・1・6号〕(東京都南多摩東部建設事務所)
多摩3・3・8号線交点 (多摩卸売市場前交差点)
多摩3・3・8号線(鎌倉街道線、鎌倉街道、都道18号線)が多摩卸売市場前交差点で交差します。
多摩卸売市場前交差点から南多摩尾根幹線は都道156号線(町田日野線)になり、多摩南野交差点から都道158号線(小山乞田線)になります。
多摩3・4・26号線交点 (多摩市総合福祉センター前交差点)
多摩3・4・26号線(都道158号線)が多摩市総合福祉センター前交差点で交差します。
多摩市総合福祉センター前交差点からぐりーんうぉーく多摩の前の交差点までは代表計画幅員58mで往復4車線で整備されています。
多摩3・1・6号線(唐木田)整備事業
多摩3・1・6号線(唐木田)の整備状況
写真出典〕当サイト撮影(R5.4)
唐木田大橋の西詰の交差点(多摩市道交点、Google Map)からぐりーんうぉーく多摩の前の交差点までの延長850mは、多摩3・1・6号線(唐木田)として4車化されました。 この区間の前後は4車線で交通開放済です。
多摩3・1・6号線(唐木田)は平成29年度(2017)に工事に着手し、平成31年(2019)4月に4車線で交通開放されました 1) 。
多摩3・4・27号線終点、八王子3・3・31号線起点 (ぐりーんうぉーく多摩の前の交差点)
多摩3・4・27号線(八王子上小山田線、都道155号線)や八王子3・3・31号線(別所堀之内線、都道155号線)が名前のない交差点で交差します。
この交差点から小山の交差点までは、代表計画幅員32.5mで往復4車線で整備されています。
多摩3・1・6号線(小山)街路整備事業
小山の交差点の手前から小山の交差点までの延長568mは、多摩3・1・6号線(小山)として地形の関係から大半が橋梁形式で往復4車線の街路が新設されました。
多摩3・1・6号線(小山)は平成7年(1995)12月に街路事業の認可を得て、平成26年(2014)11月に交通開放されました 1) 2) 。
1) 多摩都市計画道路3・1・6号南多摩尾根幹線 事業及び工事説明会(南多摩東部建設事務所 現在事業中の路線)
2) 多摩3・1・6小山 交通開放(小山沼陸橋)平成26年11月9日(東京都南多摩東部建設事務所)
町田3・3・36号線交点 (小山の交差点)
南多摩尾根幹線の終点は町田3・3・36号線(相原鶴間線、町田街道、都道47号線)と接続する小山の交差点です。
小山交差点の先で道路整備事業(都道503号(小山町)、宮下横山台線)が行われていて、開通すると国道16号まで繋がります。
参考〕都道503号相模原立川線(小山町)道路整備事業
小山の交差点から東京都神奈川県境(Google Map)までの延長210mは、都道503号相模原立川線(小山町)として計画幅員28m(車道幅員16m、両側歩道6m)〜30mの道路の新設が行われています。
この区間は平成28年(2016)に相模原市方面との連携強化を図る新たな都市計画道路の検討が必要とされ 1) 、平成30年(2018)6月に町田3・3・50号小山宮下線が新たに都市計画されました 2) 。 令和3年(2021)3月に街路事業の認可を得て、用地取得が進められています 3) 4) 。
1) 第2章 5 新たな都市計画道路の検討(東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画))
2) 町田都市計画道路3・3・50号小山宮下線 都市計画の素案について、〃 説明スライド(東京都都市整備局)
3) 一般都道第503号〔相模原立川線〕小山町(東京都南多摩東部建設事務所)
4) 町田都市計画道路3・3・50号小山宮下線(小山町)(東京都町田市小山町地内)(令和5年度第4回事業評価委員会)
参考〕都市計画道路宮下横山台線道路改良事業
東京都神奈川県境(Google Map)から宮下交差点(相模原3・5・7相原宮下線、県道503号線交点、Google Map)までの延長340mは都市計画道路宮下横山台線道路改良事業として計画幅員28m(車道幅員16m、両側歩道6m)の道路の新設が行われています。
この区間は相模原3・5・3号宮下横山台線で、平成30年(2018)6月に延伸の都市計画変更がされ、令和3年(2021)3月に街路事業の認可を得て、用地取得が進められています 1) 。
参考〕宮下交差点から国道16号まで
宮下交差点(相模原3・5・7相原宮下線、県道503号線交点、Google Map)から清新交差点(相模原3・3・1国道16号線、国道16号交点、Google Map)までは代表計画幅員15mで往復2車線で整備されています。 相模原市はこの区間の4車線化を令和9年度(2027)に改定予定の総合都市交通計画の検討に併せて検討するとしています 1) 。