都道205号水根本宿線

(東京都奥多摩町、檜原村)

 都道205号線(水根本宿線)は、青梅街道との交差点から、小河内ダムや小河内峠を経て、北秋川に沿って檜原街道の橘橋交差点に至る都道です。
 小河内峠の前後は自動車交通不能区間で、奥多摩湖いこいの路になっている区間や、幅員1mぐらいでコンクリート舗装をされた徒歩道があります。

都道205号水根本宿線みずねもとしゅくせんの概要

表−都道205号水根本宿線の名称
東京都通称道路名 なし
道路法の路線名 都道205号水根本宿みずねもとしゅく
都市計画道路名 都計道外
東京都水道局の
貯水池管理用通路
奥多摩湖いこいの路(一部)
表−都道205号水根本宿線の主な交差道路等
主な交差道路 交差点名等

青梅街道 大麦代トンネル手前の交差点
奥多摩町さかい
舗装道 0.5km
奥多摩町側車道終端 小河内ダムゲート
小河内ダム堤体上 0.6km
奥多摩湖いこいの路 2.9km
登山道(登り1時間半)
小河内峠
登山道、徒歩道(登り1時間50分)
(下り1時間30分)
檜原村側車道終端
舗装道 0.6km
藤倉バス停付近
舗装道 10.5km

檜原街道 橘橋交差点
檜原村本宿もとしゅく

 都道205号線(水根本宿線)は、奥多摩町境の青梅街道との交差点から、小河内峠を経て、檜原村本宿の檜原街道の橘橋交差点に至る都道です。

 奥多摩町側の自動車交通可能区間は、青梅街道と小河内ダムを結ぶ、路線バスの通る0.5kmの往復2車線の道路です。

 小河内峠の前後は自動車交通不能区間です。 奥多摩町側の一部は、小河内ダムの堤体の上やハイキングコースとして整備された奥多摩湖いこいの路になっています。 奥多摩湖畔から小河内峠を越えて檜原村に至る道は登山道です。 檜原村側には、幅員1mぐらいでコンクリート舗装をされた徒歩道があります。

 檜原村側の自動車交通可能区間は、檜原村の中心部の本宿から北秋川に沿った路線バスの通る11kmの概ね2車線の道路です。

都道205号水根本宿線の現況

奥多摩町側自動車通行可能区間

 大麦代おおむぎしろトンネル手前の交差点 (都道205号線起点、青梅おうめ街道交点)
奥多摩町側自動車通行可能区間の写真

青梅街道からみた都道205号水根本宿線との交差点

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)
Google Map

 都道205号線(水根本宿線)の起点は、奥多摩町境の青梅街道(国道411号、都計道外)の大麦代トンネルの手前にある信号も名前もない交差点です。

 青梅街道を都心側から下ってきたとき、経路案内標識の都道205号線、奥多摩湖との案内に従って左折すると都道205号線(水根本宿線)に入ります。

奥多摩町側自動車通行可能区間の写真

都道205号水根本宿線の起点部

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)

 起点から小河内ダムまでは2車線の路線バスが通る道路です。

 奥多摩町側車道終端
奥多摩町側自動車通行可能区間の写真

正面が門で閉鎖された都道205号水根本宿線
右が駐車場に至る町道

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)

 都道205号線(水根本宿線)は起点から0.5kmの小河内ダムの前で門で閉鎖され、自動車通行不能区間になります。 ダムの上を自動車で通行することはできませんが、歩いてダムの上に行って展望台などから景色を見ることができます。

 小河内ダムの門の近くに奥多摩湖バス停があります。 道なりに門を過ぎると、小河内ダムの見学などに使われる駐車場を経て、青梅街道に戻ります。

自動車交通不能区間

奥多摩湖いこいの路の写真

奥多摩湖いこいの路

写真出典〕当サイト撮影(H30.8)

 都道205号線(水根本宿線)の自動車交通不能区間は、小河内峠を越える登山道で、奥多摩町の奥多摩湖バス停から檜原村の藤倉(ふじくら)バス停まで、4時間程度で歩けます。

 奥多摩町側は、小河内ダムの堤体上で多摩川を渡り、湖岸に整備された奥多摩湖いこいの路と途中まで重なります。 小河内峠に上らず、小河内ダムから奥多摩湖いこいの路を経て、麦山浮橋(ドラム缶橋)にでる場合は、4時間のハイキングコースになります。

自動車交通不能区間の写真

奥多摩町側で防火帯の中を抜ける点線都道

写真出典〕当サイト撮影(H30.8)

 小河内峠を越える道は登山道です。

自動車交通不能区間の写真

檜原村側の幅1mぐらいでコンクリート舗装された都道

写真出典〕当サイト撮影(H30.8)

 檜原村側には、幅1mぐらいでコンクリート舗装をされた区間があり、その脇に檜原村福祉モノレールが併行しています。

 点線都道区間の現況の詳細と、檜原村福祉モノレールについては、別のページにまとめています。

檜原村側自動車通行可能区間

 この項では、檜原村側の車道終端から檜原街道までを、檜原街道から逆向きに紹介をします。

 橘橋たちばなばし交差点 (都道205号線終点、檜原ひのはら街道交点)
橘橋交差点の写真

檜原街道からみた橘橋交差点(都道205号線終点)

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)
Google Map

 都道205号線(水根本宿線)の終点は、檜原街道の橘橋交差点です。

 檜原街道を五日市方面から橘橋交差点に至ると、檜原街道は左折で、経路案内標識の都道205号線、藤原や大沢方面との案内に従って右折すると都道205号線(水根本宿線)に入ります。

橘橋交差点の写真

橘橋交差点からみた都道205号線(終点)

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)
Google Map

 橘橋交差点の東に檜原村役場があり、交差点付近が檜原村の中心部になっています。

 都道205号線の橘橋交差点から10kmは、概ねセンターラインがひかれた2車線の道路です。

檜原村側自動車通行可能区間の写真

藤倉バス停の手前の都道205号線

写真出典〕当サイト撮影(H30.8)

 都道205号線は北秋川に沿って走り、沿道には払沢(ほっさわ)の滝があり、神戸岩(かのといわ)にアクセスする林道が分岐しています。

 藤倉ふじくらバス停付近
檜原村側自動車通行可能区間の写真

藤倉バス停(村道第67号総角沢線の入り口部)

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)

 2車線道路の終端付近に藤倉バス停があり、ここまでは、JR五日市線の武蔵五日市駅からの路線バスが平日12本、土日9本運行されています。 藤倉バス停で異常気象時交通規制区間が終点となり、2本の村道が接続しています。

檜原村側自動車通行可能区間の写真

左が都道で宮前橋
右は行き止まりで陣馬尾根などに向かう登山道の入り口

写真出典〕当サイト撮影(H30.9)

 檜原村側車道終端

 藤倉バス停から車道終端となる藤倉小学校跡までの0.6kmは、平均勾配10%程度の急坂の1車線の道路です。

 この区間は檜原村のデマンドバスが運行されていて、宮前橋を渡った先の藤倉小学校跡付近で車道は終端となります。