放射第24号線は新宿区の住吉町交差点から新宿区の淀橋交差点に至る都市計画道路です。 靖国通りや青梅街道からなり、都市計画の幅員に不足する区間や地下歩道の工事が行われている区間があります。
〔目次〕
放射第24号線（靖国通り 新宿大ガード）
写真出典〕当サイト撮影（R4.6）
放射第24号線の概要
| 現道 | 主要地点 |
|---|---|
| 放射第24号線 起点（新宿区住吉町） | 住吉町交差点 |
| 靖国通り | 富久町西交差点 新宿五丁目東交差点 |
| 青梅街道 | |
| 放射第24号線 終点（新宿区西新宿五丁目） | 淀橋交差点 |
放射第24号線は新宿区の放射第6号線（靖国通り、余丁町通り、都道302号線）の住吉町交差点から、新宿区の放射第6号線（税務署通り、都道302号線、青梅街道、都道4号線）の淀橋交差点に至る、延長3.2kmの都市計画道路です 1) 。
放射第24号線の都心側は靖国通りで、現道幅員25ｍ程度の往復4車線の区間や、往復4〜8車線で整備されている区間があります。
郊外側は青梅街道で新宿副都心付近では地下歩道などの工事が行われています。
記載の都市計画道路の整備状況等は、記事作成時に資料から読み取った概況です。 正確な情報が必要な場合は、都市計画の部署等に問い合わせて下さい。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
放射第24号線の整備の概況
靖国通りの区間
放射第24号線起点、放射第6号線交点 （住吉町交差点）
放射第24号線の起点は放射第6号線（靖国通り、余丁町通り、都道302号線）から分岐する新宿区の住吉町交差点です。
住吉町交差点からは靖国通り（都道302号線）で、富久町西交差点の手前までは代表計画幅員30ｍですが、現道は幅員25ｍ程度の往復4車線です。
都市計画幅員の縮小 （住吉町交差点付近）
住吉町交差点から西に270ｍ（Google Map）までの区間は、計画幅員が30ｍ、現道幅員が25〜27ｍ程度です。 令和元年に概成道路の検証をすることとなり 1) 、計画幅員を現道にあわせて変更する都市計画変更が進められています 2) 。
1) 第3章 1 概成道路における拡幅整備の有効性の検証（令和元年11月27日、東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針）
2) 都市計画変更素案について（現在手続き中の主な都市施設（道路、鉄道等））
環状第4号線交点 （富久町西交差点）
環状第4号線（外苑西通り、都道418号線）が富久町西交差点で交差します。
富久町西交差点の前後では立体交差が計画されていて計画幅員は35ｍですが、現道は25ｍ程度の往復4車線です。 その先は新宿五丁目東交差点までは代表計画幅員33ｍで、往復4〜6車線で整備されています。
環状第5の1号線交点 （新宿五丁目東交差点）
環状第5の1号線（都道302号線、明治通りの千駄ヶ谷ぎょえんトンネルルート）が新宿五丁目東交差点で交差します。
新宿五丁目東交差点から副都心歩道橋下交差点までは代表計画幅員40ｍで往復8車線で整備されています。
副都心歩道橋下交差点から淀橋交差点までは代表計画幅員32ｍで、成子坂下交差点（新宿副都心街路第13号線交点）までは地下歩道（新宿歩行者専用道第2号線 III期）や街路（放射第24号線 西新宿）の工事が行われています。
青梅街道の区間
JR山手線等をくぐる新宿大ガードから、放射第24号線は青梅街道（都道4号線）になります。
新宿歩行者専用道第2号線（III期）整備事業
新宿副都心には歩行者交通を処理するため地下歩道ネットワークが設けられています 1) 。
新宿副都心の小田急ハルク前（Google Map）から新宿警察署前（Google Map）までの延長230ｍで、新宿歩行者専用道第2号線（III期）として地下歩道の整備が行われています。
新宿歩行者専用道第2号線（III期）は平成27年度（2015）に工事着手し、令和5年（2023）1月に西側の140ｍが交通開放されています 2) 3) 。
1) 新宿副都心エリア（東京都第三建設事務所）
2) 新宿歩行者専用道第2号線（ 〃 ）
3) 青梅街道下の新宿歩行者専用道第2号線（タイムズアベニュー）を延伸します（東京都 報道発表）
4) 新宿歩行者専用道第2号線（株式会社千代田コンサルタント）
放射第24号線（西新宿）街路事業
新宿野村ビルの前（Google Map）から成子坂下交差点（十二社通り、都道新宿副都心十三号線、新宿副都心街路13号線交点、Google Map）までの延長730ｍは、放射第24号線（西新宿）として計画幅員30〜32ｍの街路整備が行われています。
放射第24号線（西新宿）は新宿副都心街路第15号線と重複していて、新宿副都心計画の一環として昭和35年（1960）6月に街路事業の認可を得て、新宿副都心の基盤整備は概ね昭和43年（1968）に完了しています 1) 。
放射第24号線（西新宿）はメトロ丸ノ内線西新宿駅（平成8年5月開業）や新宿歩行者専用道第2号線 III期との整合を図りながら工事が行われていて、西側は完成形になっています。
放射第24号線終点、放射第6号線交点 （淀橋交差点）
放射第24号線の終点は放射第6号線（税務署通り、都道302号線、青梅街道、都道4号線）と合流する新宿区の淀橋交差点です。