都道473号新富晴海線は佃大橋通りとも呼ばれる、中央区役所前の三吉橋から中央区晴海の晴海通りの春海橋西交差点に至る延長2kmの都道です。 佃大橋や新月陸橋、朝潮大橋を通ります。
都道473号線佃大橋通りの概要
| 東京都通称道路名 | なし |
| 中央区道路愛称名 | なし |
| 道路法の路線名 | 都道473号新富晴海線 |
| 都市計画道路名 | 補助第153号線 |
| 主な交差道路 | 交差点名 | |
|---|---|---|
| 起 点 |
高速都心環状線 | 三吉橋 中央区新富二丁目 |
| 新大橋通り | 入船橋交差点 | |
| （佃大橋） | ||
| 清澄通り | 初見橋交差点 | |
| 終 点 |
晴海通り | 春海橋西交差点 中央区晴海一丁目 |
佃大橋通りという名称は、東京都通称道路名としても、中央区道路愛称名としても定められていませんが、中央区や警視庁の広報などで、佃大橋や新月陸橋、朝潮大橋を渡る都道473号線（新富晴海線）を佃大橋通りと表示していることがあります。
都道473号線（新富晴海線）は、中央区新富二丁目の高速都心環状線に架かる三吉橋から、中央区晴海一丁目の晴海通りの春海橋西交差点までの延長2kmの都道で、都市計画上は全線が補助第153号線です。
このページでは、都道473号線（新富晴海線）を佃大橋通りとして紹介します。
路線の案内図
※ 縮小や拡大ができる路線の案内図です。 マーカーにマウスを置いたり、画面にタッチすると、交差点名等が表示されます。
※ ブラウザや携帯によっては案内図が表示されないこともあります。
都道473号佃大橋通りの現況
三吉橋
佃大橋通りは、高速都心環状線にかかる三吉橋から始まります。 三吉橋の南には中央区役所があり、三吉橋の先にメトロ有楽町線の新富町駅があります。
三吉橋は昭和4年（1929）12月に開通した三股型単純鋼板桁橋で、今は首都高速が通る橋の下は、当時は川と運河でした。
佃大橋通りは高速都心環状線の新富町出口をはさんで、佃大橋方向は2車線、三吉橋方向は1車線の一方通行で入船橋交差点に向かいます。
橋づくし （三島由紀夫著、昭和31年、1956年）
程なく四人の渡るべき最初の橋、三吉橋がゆくてに高まって見えた。 それは三叉の川筋に架せられた珍しい三叉の橋で、向う岸の角には中央区役所の陰気なビルがうずくまり、時計台の時計の文字板がしらじらと冴えて、とんちんかんな時刻をさし示している。 橋の欄干は低く、その三叉の中央の三角形を形づくる三つの角に、おのおの古雅な鈴蘭燈が立っている。 鈴蘭燈のひとつひとつが、四つの燈火を吊しているのに、その凡てが灯っているわけではない。 月に照らされて灯っていない灯の丸い磨硝子の覆いが、まっ白に見える。 そして灯のまわりには、あまたの羽虫が音もなく群がっている。
入船橋交差点 （新大橋通り交点）
入船橋交差点（新大橋通り交点）
写真出典〕当サイト撮影（R3.12）
入船橋交差点の先の佃大橋通り
写真出典〕当サイト撮影（R3.12）
新大橋通り（都道50号線、放射第31号線）と入船橋交差点で交差します。 新大橋通りに左折すると新大橋方面に、右折すると汐留方面に向かいますが8時から20時までは右折禁止です。 入船橋交差点には高速都心環状線の新富町出口も取り付いています。
入船橋交差点から佃大橋の手前までは往復4車線です。
佃大橋
佃大橋通りは隅田川を3径間連続鋼床鈑箱桁橋の佃大橋で渡ります。 佃大橋の上は6車線です。
- 詳細 佃大橋
初見橋交差点 （清澄通り交点）
佃大橋通りは清澄通り（都道463号線、補助第110号線）の上を新月陸橋で越えます。 陸橋の下の初見橋交差点で清澄通りに左折すると門前仲町方面に、右折すると勝どきや月島方面に向かいます。
初見橋交差点の下に、メトロ有楽町線や都営大江戸線の月島駅があります。
佃大橋通りは新月陸橋から地上に降りることなく、朝潮運河を朝潮大橋で渡ります。 新月陸橋から本線は4車線になります。
春海橋西交差点 （晴海通り交点）
春海橋西交差点（晴海通り交点）
写真出典〕当サイト撮影（R3.4）
佃大橋通りは春海橋西交差点で晴海通り（都道304号線、放射第34号線）につきあたります。 晴海通りに左折すると湾岸道路や豊洲方面に、右折すると銀座方面や旧晴海客船ターミナル（令和4年2月閉館）に向かいます。
晴海通りを郊外側から春海橋西交差点に至ったとき、経路案内標識の都道473号線、新大橋通り、月島方面との案内に従って右折すると、都道473号線に入ります。