都道202号線(上成木川井線)は、青梅市上成木の成木街道との交差点から、岩茸石山の名坂峠を越えて、奥多摩町川井の青梅街道川井交差点に至る6.6kmの都道です。
名坂峠付近は自動車交通不能区間で、青梅市側はハイキングコースとして整備されていて、道路構造物らしい橋梁や升が滝への分岐などがあります。
〔目次〕
青梅市側の自動車通行不能区間に架かる橋
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
都道202号上成木川井線の概要
東京都通称道路名 | なし |
道路法の路線名 | 都道202号上成木川井線 |
都市計画道路名 | 都計道外 |
主な交差道路 | 交差点名等 | |
---|---|---|
起 点 |
成木街道 | 小沢トンネル手前の交差点 青梅市成木 |
車道 1.5km | ||
青梅市側車道終端 | ||
徒歩道(登り65分、下り45分) | ||
名坂峠 | ||
徒歩道(登り50分、下り40分) | ||
奥多摩町側車道終端 | ||
車道 2.2km | ||
終 点 |
青梅街道 | 川井交差点 奥多摩町川井 |
都道202号線(上成木川井線)は、青梅市成木の成木街道との交差点から、岩茸石山の名坂峠を越えて、奥多摩町川井の青梅街道の川井交差点に至る6.6kmの都道です。
名坂峠付近は自動車交通不能区間で、青梅市側はハイキングコースとして整備されていて、道路構造物らしい橋梁や升が滝への分岐などがあります。
青梅市側、奥多摩町側ともに自動車交通可能区間は往復1〜2車線の地域の道路で、奥多摩町側はバス路線となっています。
都道202号上成木川井線の現況
青梅市側自動車通行可能区間
小沢トンネルの手前の交差点 (都道202号線起点、成木街道交点)
成木街道からみた都道202号線の起点
(バスが出てくる道が都道202号線)
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
都道202号線(上成木川井線)の起点は、成木街道(都道53号線、都計道外)の埼玉県境の小沢トンネルから青梅よりの、名前も信号もない交差点です。
成木街道を青梅方面からきたときは、経路案内標識の都道202号線、行き止まりとの案内に従って左折すると都道202号線に入ります。
成木街道からみた都道202号線
(バスが止まっているのが上成木バス停の転回所)
写真出典〕当サイト撮影(R1.11)
成木街道との交差点付近に上成木バス停があり、1日5本の路線バスがJR青梅線東青梅駅等を結んでいます。
都道202号線は成木街道との交差点付近は2車線ですが、その先は1車線の成木川に沿って曲がりくねった道です。
都道202号線(青梅市側概況)
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
都道202号線の途中には高水山に行く林道なちゃぎり線や登山口があり、自転車のヒルクライムが行われることがあるため、成木街道の小沢トンネルとともに練習の自転車が多いときがあります。
青梅市側車道終端 (林道常盤線起点)
都道202号線の車道終端と林道常盤線起点
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
都道202号線は起点から1.5km先の林道常盤線との接続点で自動車通行不能区間になります。
自動車通行不能区間
ベンチが置かれた青梅市側の自動車通行不能区間
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
青梅市上成木から奥多摩町大丹波の間は、自動車通行不能区間です。
歩いて2時間程度の徒歩道で、岩茸石山(いわたけいしやま)の山頂近くの名坂峠(なざかとうげ)を超えます。 青梅市側でも奥多摩町側でも、道路構造物らしい橋などが見られます。
青梅市側はハイキングコースとして整備されていて、途中で升が滝(ますがたき)への分岐や、伝説のある岩などがあります。
奥多摩町側は登山道で、林道と併行する部分は道が失われつつありますが、林道から草に埋もれた舗装道や道路構造物らしい橋にアクセスできます。
この道の現況の詳細は、『上成木川井線 点線都道現況詳細』に記載しています。
奥多摩町側自動車通行可能区間
この項では、奥多摩町側の車道終端から青梅街道までを、青梅街道から逆向きに紹介をします。
川井交差点 (都道202号線終点、青梅街道交点)
青梅街道からみた川井交差点
(都道45号線、202号線交点)
写真出典〕当サイト撮影(H30.11)
都道202号線(上成木川井線)の終点は、青梅街道(国道411号、都計道外)の川井交差点です。
青梅街道を都心側から下ってきたときは、経路案内標識の都道202号線、大丹波方面との案内に従って右折すると都道202号線に入ります。 川井交差点を左折すると多摩川を都道45号線の奥多摩大橋で渡って吉野街道に接続します。
川井交差点からみた都道202号線
写真出典〕当サイト撮影(H30.11)
川井交差点の東側にJR青梅線の川井駅があります。
青梅街道から奥多摩町側の車道終端までの2.2kmは、一部は2車線で、一部はセンターラインのない1車線の路線バスが通る道路です。 大丹波川に沿って大丹波地区に入る道で、沿道にはキャンプ場や釣り場などがあります。
奥多摩町自動車通行区間の概況
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
路線バスがJR青梅線の川井駅などから、車道終端付近の八桑(やくわ)バス停を越えて町道大丹波秩父線の清東橋(せいとうばし)バス停や上日向(かみひなた)バス停まで、平日は10本、土日は7本運行されています。
奥多摩町側車道終端 (町道大丹波秩父線接続点)
八桑バス停手前の町道大丹波秩父線(左)と
都道202号線(右)との分岐
写真出典〕当サイト撮影(H30.10)
都道202号線は町道大丹波秩父線と接続する八桑(やくわ)バス停の手前で、コンクリート舗装の1車線の急勾配の道になり、その先0.1kmで奥多摩町側の車道終端に至ります。