築地大橋

(隅田川の最新の橋梁)

 築地大橋は、臨海部の開発に伴って架けられた、環二通りが隅田川を渡る橋梁です。 隅田川の最も下流にあり、平成27年度に完成した最も新しい橋で、頭上に横繋ぎ材の無い開放感がある鋼3径間連続中路式アーチ橋です。

 橋の北側にある築地市場の豊洲への移転が遅れたため、現在、人や車が渡ることはできず、築地市場部の環二通りが暫定整備されたら通れるようになる予定です。

〔目次〕

築地大橋

写真出典〕当サイト撮影(H29.12)

築地大橋の諸元等

 築地大橋(つきじおおはし)は、環二通り(かんにどおり)が隅田川(すみだがわ)を渡る橋梁です。 隅田川の河口付近に架けられており、隅田川で最も下流にあり、最も新しい橋です。 橋の北側の築地市場の移転後に整備される環二通りができていないため、現在、人や車が渡ることはできません 1) 2)

  • 橋梁名 ‥ 築地大橋
  • 道路名 ‥ 環二通り(環状第2号線)
  • 所在地 ‥ 東京都中央区築地(つきじ)〜勝どき
  • 開通年月日 ‥ 未供用
  • 橋長×幅員 ‥ 245.0m×32.3〜48.0m
  • 型式 ‥‥ 鋼3径間連続中路式アーチ橋

築地大橋の建設経緯

 計画

 東京都は「豊洲・晴海開発整備計画(平成2年6月策定、平成14年9月再改定)」や「臨海副都心まちづくり推進計画(平成9年3月策定)」で、臨海部に居住人口8万2千人、就業人口9万7千人を開発フレームとする新しいまちづくりを進めることとしました 1) 2) 。 このなかで、大街区方式の土地区画整理事業などにより環状第2号線などの整備を進めることとしています 3)

 環状第2号線は、平成5年(1993)に新橋から湾岸道路までの約4.7kmを延伸する都市計画決定が行われました。 平成19年(2007)には、築地市場が豊洲に移転することとなったこと踏まえ、隅田川を地下トンネルで抜ける計画を橋に変更する都市計画変更が行われ、事業認可を得て、「(仮称)隅田川橋りょう」として整備が始まりました 4)

 設計施工

 築地大橋は、永代橋勝鬨橋などの伝統的なア−チ形式を引き継ぎながらも、歩道側にアーチリブを約14度傾けて頭上の横繋ぎ材を無くした、特徴的なシルエットの優美で開放感のある個性的なア−チ橋となっています。 工事は平成23年度(2011)に下部工事に着手し、平成26年度(2014)に鋼けた架設工事が、平成27年度(2015)に橋面舗装等の上部仕上げ工事が行われています 1)

築地大橋の現況

 築地市場の豊洲への移転が予定どおり進んでいないために、築地市場内に計画されている環状第2号線の整備ができず、築地大橋を通ることができなくなっています。 東京都は「東京2020大会は、地上部道路で対応」し「市場機能移転後、本線(トンネル)を整備し、東京2020大会後に完成」するとしています 1) 2)

 環状第2号線は築地市場内を除いて全てできているため、市場部の環状第2号線ができると、新橋から有明までが繋がるとともに、虎ノ門から晴海の間は信号がひとつもない道路で繋がることになります。